<< Ludwig Van Beethoven ベートーヴェン | main | Happy Christmas To All >>
'Twas The Night Before Christmas Eve

0
    Radicomi
    Radio-Net Communication "ラジコミ"
    77.7MHz FMやまと 毎週火曜日 夜7時〜1時間生放送


    BINGOのギリギリSTRIKE!!!
    + 'Twas The Night Before Christmas Eve +


    185年前の今日、1823年12月23日火曜日(曜日も同じだっ) 、
    米ニューヨークの新聞トロイ・センチネル誌に
    「A Visit From St. Nicholas」(聖ニコラスの訪れ/訪問/来訪)
    という詩が掲載される。

    別名で「'Twas The Night Before Christmas」や
    「The Night Before Christmas」(クリスマスの前の晩)といい、
    この詩の登場でサンタクロースの太った風貌や
    8頭のトナカイの順番と名前などなど
    現在のサンタクロース像がほぼこの時点で決まった。
    というくらい、超有名なクリスマスポエム。
    ('was=it wasの古い言い方)


    この詩は匿名で載り、作者が明らかになったのは14年後。
    作者はニューヨークの神学者のクレメント・ムーア。
    (Clement Clarke Moore, 1779-1863)

    1837年に発行された「The New-York Book of Poetry」という本の中で
    初めて作者名入りで詩が載る。
    1844年にはこの詩を含めた自分の詩集が発行され、それ以降長い間、
    この詩の作者はクレメント・ムーアによるものとされていたけれど
    1世紀半以上経って、どうやら違っていたみたい・・・。ってことが分かった。


    ヘンリー・リビングストンJr(Henry Livingston, Jr.)という人の
    子どもたちが、作者は自分たちの父。という主張をしている。
    新聞に掲載される14〜15年前から子どもや近所の子を集めて
    自作の詩を読み聞かせてくれていたという。
    ヘンリー・リビングストンJrは、新聞掲載5年後の
    1828年に亡くなっていて、作者名が公表されたのはそれ以降のこと。


    2000年にヴァッサー大学のドン・フォスター教授(Don Foster)の
    研究により今ではヘンリー・リビングストンJr説が有力。

    今まで作者とされていた クレメント・ムーアはタバコを嫌っていたのに
    登場するサンタはパイプを楽しむ描写がある。
    一番有力な証拠として、トナカイの名前にカギがある。

    8頭の名前のうち2頭の名前が1823年では「Dunder」「Blixem」、
    1844年には「Donder」「Blitzen」に変わっている。

    [1823 Troy Sentinel]
    "Now! Dasher, now! Dancer, now! Prancer, and Vixen,
    On! Comet, on! Cupid, on! Dunder and Blixem"

    [1844 Poems by Moore]
    "Now, Dasher!, now, Dancer! now, Prancer and Vixen!
    On, Comet! on, Cupid! on, Donder and Blitzen"

    どういうことかというと、
    英語では「Thunder(雷鳴)」と「Lightning(稲妻)」を意味する
    2頭の名前が、1923年のものはオランダ系英語、
    (オランダ語ではDonderとBliksem)
    1844年のものはドイツ語に変えている。

    今まで作者とされていた クレメント・ムーアの妻はオランダ系の人で、
    同じくオランダ系のヘンリー・リビングストンJrの遠縁にあたり、
    どこかでストーリーを聞いていたことがあったのでは。
    で、ドイツ語を使っていたクレメント・ムーアが、
    わざわざオランダ系の英語の名前を持ち出すのは不自然で、
    元の詩の中で聞きなれない名前に混乱したのでは・・・
    という説が決め手かな。

    他にもDonner(雷神)やBlixenという名前を使っている詩も存在していて、
    誤植かもしれないけれど、なおややこしい。


    でも、いまだに多くの出版物では作者クレメント・ムーアのまま。
    いろいろと問題が残っているのかな。

    ま、この詩が有名になったのは、
    クレメント・ムーアが匿名で新聞に投稿したおかげで、
    もし投稿していなかったら今のサンタはどうなっていたのかな。

    約80年後の1938年には、
    真っ赤なお鼻のトナカイのルドルフが先頭に加わって
    トナカイは全部で9頭になる・・・ってのは別の話だね。


    [曲]

    Huey "Piano" Smith & The Clowns
    'Twas The Night Before Christmas (1962)

    Huey Piano Smith - 'Twas The Night Before Christmas 'Twas The Night Before Christmas




    この詩をまんま歌詞にした楽しいクリスマスソング。
    演奏しているのは1950〜60年代に活躍した
    ニューオーリンのR&Bピアニスト ヒューイ・スミス率いるクラウンズ。

    2005年にサントリー「DAKARA」のCMソングに
    ♪ア〜ハッハッハ、ア〜ハッハッハ、エ〜エ〜オッ、エ〜エ〜オッ♪
    のフレーズが印象的な「Don't You Just Know It」が採用されて
    演奏は誰でも聞いていると思う。

    Huey "Piano" Smith & The Clowns - Don't You Just Know It


    この曲が収録されているアルバムは、
    数あるクリスマス・アルバムの中で一押しだと思う。
    今夜はクリスマス・イブの前の晩だしね。


    [クリスマス・ソング関連記事]

    2008年12月16日 Ludwig Van Beethoven ベートーヴェン
    2007年12月25日 Twelve Days of Christmas
    2007年12月18日 Steven Spielburg スティーブンスピルバーグ
    2007年12月11日 Brenda Lee ブレンダリー
    2006年12月19日 White Christmas ホワイト・クリスマス
    2006年12月12日 Connie Francis コニー・フランシス
    2006年12月05日 Behind Story 赤鼻のトナカイ

    Bingo | Radi-Comi 2008 | 23:08 | comments(0) | trackbacks(3) | top▲
    - -
    Comments コメント
    Post A Comment コメントを送る









    Trackbacks トラックバック
    ■ Trackback URL この記事のトラックバックURL
    Huey \"Piano\" Smith ヒューイ \"ピアノ\" スミス
    Radio-Net Communication \"ラジコミ\" 77.7MHz FMやまと 毎週火曜日 夜8時〜45分間生放送 BINGOのギリギリSTRIKE!!! + Huey \"Piano\" Smith ヒューイ \"ピアノ\" スミス + 今日は先週の続きと言うか、 フランキー
    | 南京豆売りの声がする | 2009/12/03 9:36 AM |
    Christmas Songs クリスマス・ソング Pt4
    Radio-Net Communication "ラジコミ" 77.7MHz FMやまと 毎週火曜日 夜8時〜45分間生放送 BINGOのギリギリSTRIKE!!! + Christmas Songs クリスマス・ソング Pt4 + 今週ももちろんクリスマス・ソングで行っちゃいますからね。。。 124年前の今
    | 南京豆売りの声がする | 2010/12/08 9:33 AM |
    Santa Claus Songs サンタ・クロース・ソング
    Radio-Net Communication "ラジコミ" 77.7MHz FMやまと 毎週火曜日 夜8時〜45分間生放送 BINGOのギリギリSTRIKE!!! + Santa Claus Songs サンタ・クロース・ソング + マイケル・ジャクソンの可愛らしい歌声で始まりました、このコーナー。 今
    | 南京豆売りの声がする | 2011/12/07 11:00 PM |
    The Peanut Vender Weblog

    南京豆売りの声がする

    Let's Have a Peanut!!!
    S M T W T F S
         12
    3456789
    10111213141516
    17181920212223
    24252627282930
    << June 2018 >>