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Zombie ゾンビ Part2

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    Radicomi
    Radio-Net Communication "ラジコミ"
    77.7MHz FMやまと 毎週火曜日 夜7時〜1時間生放送


    BINGOのギリギリSTRIKE!!!
    + Zombie ゾンビ Part2 +


    今週は先週のゾンビのお勉強の続き・・・。
    ゾンビ物が流行りそうな予感がするものの
    ホラーは一流と少し縁遠いような気が・・・。
    中でもゾンビ物は特にB級のイメージが強いような・・・。
    バイオハザードのお陰で少しは
    市民権を得たような気もするけれども、でもやっぱりね。

    実はゾンビ映画の金字塔と言える
    1968年の白黒映画"ナイト オブ ザ リビングデッド"は
     原題:Night Of The Living Dead
     監督:ジョージA.ロメロ(George A. Romero)
    現在ではMOMA(NY近代美術館)にフィルムが所蔵されるほど
    由緒あるカルトクラシックホラーになっている。

    では、どの辺りでゾンビ映画がB級に堕ちて行ったのか・・・。

    ロメロの次回作、ゾンビ映画最高傑作といわれる
    新ストーリー1978年"Dawn Of The Dead"(邦題 ゾンビ)は
    大ヒットしゾンビという言葉も一気に知れ渡るようになる。
    となると、どの世界でも一緒で雨後のたけのこ状態で
    続々と2匹目のどじょうを狙う者が現れる。

    まずは翌年1979年の"サンゲリア"。ルチオフルチ監督。
    イタリア産ホラー。マカロニウェスタンならぬマカロニホラー。
    なにか胡散臭くなってくる・・・。

    西部劇では、本場アメリカ産のものはどちらかと言うと
    ドラマ性や叙情性をメインにした物が多いけれども、
    マカロニ産のほうは残虐性や激しいガンファイトなど過激性を
    重視した乾いた作風の物が多い。
    傑作も多いけれども、ブーム便乗型の駄作も多くなる。
    そんな気質が表れたような一作がこの映画。

    まずは、タイトルがひどい。って、原題は"Zombi2"。
    と言っても、ロメロのゾンビ映画の続編ではない。
    パート1がある訳でもないのにツー。

    ロメロ最高傑作、1978年のゾンビの原題は"Dawn Of The Dead"。
    で、ヨーロッパ公開時のタイトルは"Zombie"。

    それをフルチ監督はヨーロッパ公開用にはeを取って2を付けた。
    で、アメリカ公開用にはヨーロッパ版のタイトル"Zombie"を
    そのまま付ける。ん〜ん、B級臭くなってきた。
    あえて間違えやすい名前を付ける物ほど怪しい商品は無い。

    さらに、他にも、Zombie2(2が付く)、Zombies2(複数形)、
    The Island of the Deadというのもあるらしい。
    ホントに紛らわしい。

    でもってさらに、邦題もどうにかならなかったのかと思う。
    これでは見る気も失せる。

    サンゲリアとは全くの造語。
    英語で似た言葉を探すと、Sanguinaryという単語がある。
    直訳は「血なまぐさい」とか「残忍な」という意味がある。

    この映画の少し前、1977年には同じくイタリアのホラー
    "サスペリア"がある。
    他にも"ジャンク"という映画あってサブタイトルは
    「死と惨劇」。
    この辺りの「惨劇」と「サスペリア」を足して割って作った・・・
    と、勘ぐるのは考えすぎ?

    しかし、当時の日本公開版ポスターには
    実際には本編に出演していないにもかかわらず
    同じ配給元のサスペリアに出演していた女優が大きく使われている。

    でも、原題通りにゾンビ2とはやっぱりできなかったのね。きっと。

    原題にZombi2なんてタイトルを付ける安直な制作側のその姿勢は
    もちろん映画にも表れている。

    ラストシーンでは、主人公たちに迫り来るゾンビ集団から逃げ出し
    命からがらニューヨークに帰り着く頃には
    すでに世界中に謎の疫病が蔓延。
    マンハッタン島に向かう橋の上をぞろぞろとゾンビたちが闊歩・・・。

    もうすぐにそこまでゾンビたちが迫ってきているのに
    のんきにすぐそばでは車が普通に走っている。
    予算が無いのか交通規制ができなかったのね・・・。

    YouTube: "Zombi2" Trailer

    こういう映画に怒ることもなく、あまつさえヒットまでさせてしまう
    観客側の罪も大きいと思うよ。


    続いて、1981年アメリカ映画"ゾンゲリア"。原題は"Dead & Buried"。

    ブルースウィリス主演"シックスセンス"の元ネタにもなった・・・
    ともいわれるゾンビ映画。
    造語だったサンゲリアにさらにゾンビをくっつけて、造語の造語。
    恥の上塗りの上塗りだもの。安直過ぎてさらに見る気が失せる。

    YouTube: "Dead & Buried" Trailer


    で、もう一つ1985年の"バタリアン"。
    原題が"The Return Of The Living Dead"ということでわかる通り
    コメディ仕立てになっているものの、元祖ゾンビ映画の
    "Night Of The Living Dead"の正式な続編。

    ここでも配給元の悪ふざけが過ぎて、
    キャラクター物に仕立ててしまっている。

    黒くてドロドロしたゾンビにはタールマン。
    お婆さんのゾンビだからオバンバ・・・。って、
    いくらコメディだからってネーミングが安直過ぎ。

    ほかにも、ゾンビ集団に追われて逃げてきた人たちに
    「何があったんだ!?」と聞かれ「バタリアンだっ!!」って
    勝手に名前付けっちゃって、それってウルトラマンシリーズの
    怪獣登場シーンと一緒。

    まぁ、キャラクター仕立てのたくらみは予想以上の効果。
    オバタリアンという流行語まで生む。

    [オバタリアン]
    ズーズーしくって懲りない性分のオバサンたちを
    軽蔑的に呼ぶ言葉で当時は大流行。
    果ては、「オバタリアンだから許してね〜」と、
    自分で使うようになり本当に腹が立った。


    海外では一定の評価のあるカルトムービーらしい。
    日本では配給元の行き過ぎたおフザケで正当な評価をされる機会を
    失ったように思う。
    変な和訳などの配給元のおフザケを無視すれば
    ホントに面白い映画なんだけれど・・・。

    YouTube: "The Return Of The Living Dead" Trailer


    ゾンビの怖さとはどの辺りだろう。
    別にゾンビは世界を征服しようとしている訳ではない。
    生きている人を襲い尽くしたら、食料が無くなってしまう。
    ただウロウロして、それもゆっくりで、うかうかしていると
    いつの間にか囲まれてゾンビの波に飲まれる。

    建物に篭れば、ドア一枚の外にいるゾンビたち。
    すぐそこにある恐怖か。いつ入って来るか分からない恐怖か。
    または、銃を撃っても撃っても堪えずヨロヨロと
    また迫ってくるストーカーのような怖さもある。
    そして、噛まれてしまったら、
    そのあとは一度死んでゾンビになるのを待つだけ。
    じわりじわり死んでいく絶望感も怖い。
    この辺りがゾンビ映画の醍醐味かな・・・。


    [曲] Jan Davis "Watusi Zombi"

    Jungle Exotica
    Album: Jungle Exotica


    1960年代初めに活躍したギタリスト"ジャン デイビス"の
    インストナンバー"ワツシゾンビ"。
    ワツシとは1960年代に流行したダンスの一種のこと。
    ジャンデイビスは1963年9月にヒットした
    ベンチャーズ(The Ventures)の"逃亡者"のオリジネイター。

    Bingo | Radi-Comi 2007 | 23:27 | comments(0) | trackbacks(5) | top▲
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