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The Jam ザ・ジャム

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    Radicomi
    Radio-Net Communication "ラジコミ"
    77.7MHz FMやまと 毎週火曜日 夜8時〜45分間生放送


    BINGOのギリギリSTRIKE!!!
    + The Jam ザ・ジャム +


    今日はイギリスのミュージシャン、ポール・ウェラーの
    52回目の誕生日(1958年5月25日生れ) ・・・と、いうことで、
    今週は、ポール・ウェラーがキャリアをスタートさせた3人組みバンド、
    ザ・ジャムを紹介してみようかと。。。


    1. The Jam "In The City"

    The Jam - In The City In The City





    で、このちょっと美味しそうな名前のザ・ジャム、結成は1972年。
    3人組で知られてるこのバンドは、結成当時はギターが2人の4人組。

    B. Vo. ポール・ウェラー (Paul Weller)
    G. Vo. ブルース・フォクストン (Bruce Foxton)
    Dr. リック・バックラー (Rick Buckler)
    G. スティーヴ・ブルックス (Steve Brookes)

    スティーヴ・ブルックスが辞めてポールはベースからギターに、
    ブルースはギターからベースに持ち替えてあらたに活動を始める。

    当初は1950〜60年代のチャック・ベリー(Chuck Berry) や
    リトル・リチャード(Little Richard) などのアメリカの
    ロックン・ロールのカバーが中心のいわゆるパーティ・バンド。

    その後、ザ・フー(The Who) の「マイ・ジェネレーション」に感化され
    モッズ・スタイルを取り入れ始めていく中で、
    モータウン(Motown) やスタックス(Stax)、
    そしてアトランティック(Atlantic) などのSoul/R&Bの曲を
    当時のパンク・ムーヴメントの影響で高速カバーしていく。

      The Who "My Generation"
      

    やがて、オリジナル曲も徐々に演奏していき、
    その中で生れたのが1977年4月29日にリリースの、
    このデビュー・シングル「イン・ザ・シティ」。


    5ヶ月前にはセックス・ピストルズ(Sex Pistols) が
    「アナーキー・イン・ザU.K.(Anarchy In The U.K.)」でデビュー、
    2ヶ月前にはクラッシュ(The Clash) が「白い暴動(White Riot)」で
    デビューしたその時代は、
    まさにパンク・ムーブメントの真只中のイギリスでのこと。

      Sex Pistols "Anarchy In The U.K." (1976)
      Sex Pistols - Anarchy In The U.K.

      

      The Clash "White Riot" (1977)
      The Clash - White Riot

      

    パンクの連中は破れた洋服を着る中で、細身のスーツに身を包み、
    クールでおしゃれな1960年代のモッズ・スタイルで、
    荒々しいパンクの要素たっぷりの激しいビートで
    「街で輝いている連中は、みんな25歳以下だ・・・」なんて歌った
    若者賛歌のこの曲は、一気にチャートを駆け上り、
    翌月にはイギリス・チャートのTop40入りを果たし
    「モッズ・リバイバル」と呼ばれるブームを巻き起こしていく。

    この頃の演奏している3人の映像を見てみると本当にカッコいい。
    これを見て憧れない若者の方が不思議なくらいだと思う。
    ポール・ウェラーは誕生日前でまだ18歳で顔もカッコいいしね。

      ちなみに、YouTube動画の「イン・ザ・シティ」が
      始まるの前のBGMはコレ。

      X-Ray Spex "Oh Bondage, Up Yours!" (1977)
      

      ザ・ジャムと同じ年の1977年にデビューした
      ロンドンのパンク・バンド、X-Ray Spex のデビュー曲。
      ひと月前の番組の1曲目にオン・エアーしたのがコレ。


    2. The Jam "Batman Theme"

    The Jam - In The City (Album) The Jam 1st Album "In The City"




    勢いに乗ったザ・ジャムはデビュー・シングルをリリース後、
    はやくも翌月には1stアルバム「イン・ザ・シティ」をリリース。

    5ヶ月早くデビューしたイギリス・パンク・ムーブメントの代名詞、
    セックス・ピストルズよりも5ヶ月先に
    1stアルバムをリリースしていることを考えると
    かなりすごいことなんじゃないかなぁ・・・なんて思う。

      Sex Pistols - Never Mind the Bollocks
      Sex Pistols 1st Album
      Never Mind the Bollocks, Here's the Sex Pistols
      (勝手にしやがれ!!)


    と、言ってもクラッシュも同様にデビュー・シングル「白い暴動」のあと
    翌月に1stアルバムをリリースしているんだけど。。。

      The Clash - The Clash
      The Clash 1st Album "The Clash" (白い暴動)


    曲は1stアルバムの中から「バットマンのテーマ」。

      2008年5月27日 Batman バットマン


    3. The Jam "The Modern World"

    The Jam - The Modern World The Modern World




    でも、ザ・ジャムは2ndアルバムも早かった。。。
    半年後の11月にはリリース。クラッシュはさらに先の翌年の11月だし、
    セックス・ピストルズは早くも解散しかけていたし。。。

      The Jam - This Is The Modern World
      The Jam 2nd Album "This Is The Modern World"


    ま、早けりゃ良いってワケでもなく、その内容は
    批判されることも避けられなかった様子。

    ポール・ウェラー自身も
    「あのアルバムはリリース以来一度も聞いていない」と
    インタビューで語っていたらしい。

    曲はその2ndアルバムに納められた通算3枚目のシングル
    「ザ・モダーン・ワールド」。


    4. The Jam "Down In The Tube Station At Midnight"

    The Jam - Down In The Tube Station At Midnight Down In The Tube Station At Midnight




    この頃になると、影響を受けていたセックス・ピストルズは解散し、
    クラッシュはパンクからはまたちょっと違う方向に向かい始め、
    パンクはほとんど終わったように見えていた頃。

    ザ・ジャムも方向性を見失い始め、
    そんなスランプを1年かけて抜け出して発表したのが
    1978年11月リリースの3rdアルバム「オール・モッド・コンズ」。

      The Jam - All Mod Cons
      The Jam 3rd Album "All Mod Cons"


    それまでのパンクの要素とモッズの要素がうまく混ざり合いはじめ
    一歩進化したアルバムで再び評価が高まった一枚。
    「オール・モッド・コンズ」の意味は、イギリスのイディオム=慣用句で、
    「売れていないと人が離れていく」という、
    2枚目のアルバムに対しての気まぐれな民衆を皮肉ったもの。

    曲はその3rdアルバム「オール・モッド・コンズ」に収録された
    「チューブ・ステーション」。


    5. The Jam "The Eton Rifles"

    The Jam - The Eton Rifles The Eton Rifles




    前作と同じく1年かけて発表した4枚目のアルバム
    「セッティング・サンズ」はザ・ジャム最高傑作との呼び声も高く、
    この年のイギリスの音楽誌の「NME (New Musical Express)」発表の
    ベスト・アルバムを獲得しただけでなく、
    ベスト・バンドのほか、各プレーヤー部門の首位など計6部門を
    ザ・ジャムが独占するという快挙を成し遂げ人気は不動なものになる。
    それ以降、解散までベスト・バンドの座を守り続けたことがその証。

      The Jam - Setting Sons
      The Jam 4th Album "Setting Sons"


    曲は4枚目のアルバム「セッティング・サンズ」から
    「ジ・イートン・ライフルズ」。


    6. The Jam "Going Underground"

    The Jam - Going Unedrground Going Underground




    1980年に入り3月にリリースした、通算10枚目のシングルの
    この「ゴーイング・アンダーグラウンド」はもともとはB面だった曲。
    図らずもプレス工場のミスで両A面シングルとなり
    もう1曲の「Dreams Of Children」よりもこの曲のほうが人気が出て、
    これまた図らずも彼らの初めてのNo.1ヒットとなった曲。


    7. The Jam "That's Entertainment"

    The Jam - That's Entertainment That's Entertainment




    11月には5枚目のアルバム「サウンド・アフェクツ」を発表。

      The Jam - Sound Effects
      The Jam 5th Album "Sound Effects"


    中期ビートルズ(The Beatles) の「リボルバー(Revolver)」(1966) に
    インスパイヤーされ、サイケデリック色を織り交ぜながら
    スタジオワークを駆使した作品に仕上がっている。

    曲は5枚目のアルバム「サウンド・アフェクツ」から
    「ザッツ・エンターテインメント」。

    ちなみに、ミッシェル・ガン・エレファントの
    2000年のシングル「GT400」がこの曲に良く似ている・・・
    と、言われる・・・らいしい。

      Thee Michelle Gun Elephant "GT400"
      


    8. The Jam "Town Called Malice"

    The Jam - Town Called Malice Town Called Malice




    次の曲は1982年に入った1月にリリースされた「悪意という名の街」。
    3月にはザ・ジャムの最後のアルバムになった「ザ・ギフト」をリリース。

      The Jam - The Gift
      The Jam 6th Album "The Gigt"


    この頃にはポールの気持ちはすっかりとSoulに傾き、
    のちのザ・スタイル・カウンシル的なアプローチを見せ始めている。

    ポール・ウェラーはこの3人での今後目指していく表現の限界を感じ、
    人気絶頂の中、デビューからおよそ5年間続けてきたバンドを
    突如解散させ、ザ・スタイル・カウンシルで新たに活動を始めていく。

      The Style Council "Speak Like A Child"
      

    ザ・ジャムがリリースしたシングル18枚は全てTop40入りし、
    そして1位になった曲はこの曲を含めて4曲。
    そこまでイギリスで大きな成功を掴んだザ・ジャムは
    なぜかアメリカでは大きな成功には達していない。

    たぶん、ポール・ウェラーはイギリスしか見ていなかったんだと思う。
    曲作りもイギリスらしく、歌詞もイギリスらしい。
    そんなところもあってか、レコード会社もアメリカ進出に
    乗り気を見せなかったのかも。

    2007年にデビュー30周年を記念して、ポール・ウェラー以外のメンバーが
    From The Jam というバンドを結成し、当時の曲を演奏している。
    これにはポールは一切興味を見せず、自分の道を進んでいる。
    そんな後戻りはせずに常に新しい方向へ進んで行くところが
    モダニスト=モッズ魂ってことか。

      From The Jam "Going Underground"
      

    去年の春に亡くなったポールの父親の葬儀をきっかけに
    仲違いしていたベースのブルースとは再び親交が始まり、
    先月リリースしたばかりのポールのソロ通算10枚目のアルバム
    「ウェイク・アップ・ザ・ネイション」に参加している。

      Paul Weller - Wake Up The Nation
      Paul Weller 10th Solo Album "Wake Up the Nation"



    1. The Jam "In The City"
    2. The Jam "Batman Theme"
    3. The Jam "The Modern World"
    4. The Jam "Down In The Tube Station At Midnight"
    5. The Jam "The Eton Rifles"
    6. The Jam "Going Underground"
    7. The Jam "That's Entertainment"
    8. The Jam "Town Called Malice"


    [関連項目]
    The Style Council ザ・スタイル・カウンシル
    Paul Weller ポール・ウェラー
    Mick Talbot ミック・タルボット
    Dee C. Lee D.C.リー
    Everything But The Girl エヴリシング・バット・ザ・ガール

    Bingo | Radi-Comi 2010 | 23:47 | comments(0) | trackbacks(7) | top▲
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    | 南京豆売りの声がする | 2010/05/27 12:09 PM |
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    | FMやまと ラジコミ ブログ | 2010/05/27 12:09 PM |
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