![]() 2010.03.23 Tuesday
Weather Songs お天気ソング
![]() Radio-Net Communication "ラジコミ" 77.7MHz FMやまと 毎週火曜日 夜8時〜45分間生放送 BINGOのギリギリSTRIKE!!! + Weather Songs お天気ソング + 今日は「世界気象デー」という国際デーのひとつらしい。 ちょうど60年前の今日、1950年3月23日に 世界気象機関(WMO) が発足されたことにちなむ。 ・・・と、言うことで、今週は気象関連の曲特集。 1. Cusco "Alcatraz" ![]() そこでまずは1曲目。 30年近く前、1981〜82年頃だったかな、はっきり覚えてないけど、 TBSの「朝のホットライン」という番組の中の 前田武彦がお天気キャスターを務める天気予報のBGMに使われていた ドイツのエレクトロポップ・グループ、クスコの「アルカトラズ」。 当時、一億総トロピカル・ブームで、トロピカル・ドリンクが大流行り、 巷にはヤシの木をモチーフにした物が溢れ・・・ ・・・猫も杓子もヤシ・・・ ・・・もう一度言いましょうか? ま、そんなブームと空が青く澄み渡るような曲調が マッチして話題に。。。(マッチって言い方も1980年代っぽい?!) アルカトラズ島って監獄島のモチーフにした曲を 天気予報のBGMに・・・ってちょっとスゴイ事かも。。。 それも朝からだもんね。 でも、その割には曲は爽やかだから、まぁいいかっ。 2. Paul Mauriat "Rendez-Vous Au Lavandou" ![]() これも天気予報で使われていた曲で、 ポール・モーリアの「想い出のランデヴー」(1972)。 こっちは夜の天気予報だから、うって変わってしっとりとした曲調。 日本テレビの「ニューススポット」の後に放送されていた、 「あすの全国の天気」のBGMとして 1980年〜1990年までの10年間という長い間使用されてきた、 天気予報のBGMと言えばコレじゃね?的な曲No.1じゃないかな。 って、普段はそんな会話しないけどね。。。 どっちにしても、使われていたのは、もう20年くらい前までの事だから 若い世代に馴染みは・・・。 ま、耳ざわりの良いイージー・リスニングの性質から言って 天気予報のBGMにはぴったりかも・・・ってのは分かってもらえるかも。 3. George Winston "Longing/Love" ![]() 次も夜の天気予報のBGMに使われた癒し系サウンドで、 これもCMとかで使われていたりするから 聞き馴染みあるんじゃぁないかな・・・?な曲。 これはフジテレビ「明日の天気(関東ローカル版)」から ジョージ・ウィンストンの「あこがれ/愛」。 目を瞑って、箱根の彫刻の森美術館の映像も一緒に思い出して聴くと 「あ〜〜〜〜っ、コレコレ〜〜〜っ!!」ってなるはず。 と、言ってもこれも遠い昔の話だからなぁ。。。 この番組は、今では(1998年3月30日〜)、 「FNNレインボー発・あすの天気」に改名されている。 4. The Chiffons "One Fine Day" ![]() 天気予報のBGMを3曲続けたあとは、単純に「晴れ」の歌。 黒人の女の子4人組のシフォンズの 1963年の大ヒット曲「ワン・ファイン・デイ」。 ある晴れた日に、あなたは私を見て 私たちの愛が運命的なことを知るの その手を広げてくれることを待ち焦がれているわ ・・・と、けなげな女の子の恋心を 聴くだけで何だかトキめいちゃうようなメロディにのせて歌ったもの。 この曲を作ったのはこの間、特集したキャロル・キング(Carole King) と ジェリー・ゴフィン(Gerry Goffin) の夫婦ソング・ライティング・チーム。 当初はロコモーション(The Loco-Motion) をヒットさせた リトル・エヴァ(Little Eva) が歌う予定だったものが シフォンズに回ってきて大ヒット。 この間のキャロル・キングの時に入りきらなかったら 今週に持ってきたワケ。。。 5. The Weather Girls "It's Raining Men" ![]() 「晴れ」の次は「雨」で、1982年のNO.1 ヒット曲、 「イッツ・レイニング・メン」。 当時の邦題は「ハレルヤ・ハリケーン」。 グループ名はその名も、お天気お姉さんというウェザー・ガールズ。 この曲をリリースする前はTwo Tons O' Funと名乗っていたくらいの ビッグ・サイズの黒人女性の2人組で歌声もそれはそれは大迫力。 今でもラジオなんかだと雨が降るとよくオンエアーされたりするかな。 男が雨のように降ってくる・・・という歌なんだけど・・・ ♪イッツ・レイニング・メン、ハレルヤ♪ って、降るのか晴れるのか、どっちだ? ・・・なんて、当時は一人で心の中で呟いていたっけ。 そんな、2人は一発屋で終わってしまいましたとさ。 6. Bow Wow "異常気象 (Abnormal Weather)" ![]() 今日は山本恭司の誕生日と言うことでこんな曲、 1982年のBow Wow時代の「異常気象」。 アルバムのテーマは世紀末。この曲も地球温暖化に警鐘を鳴らしている。 実はこのBow Wowのメンバーの斎藤光浩はこの大和市出身。 大和市とは深〜い縁があったのね。。。 で、この曲は斎藤の作曲&リードを取っている。 このあと1984年にイギリスの バウ・ワウ・ワウ(Bow Wow Wow) との絡みで バンド名をヴァウ・ワウ(Vow Wow) に改名。 現在は再びBow Wowで活動中。 7. Tom Waits "Strange Weather" ![]() 次はトム・ウェイツの「ストレンジ・ウェザー」。 元はマリアンヌ・フェイスフル(Marianne Faithfull) という 女性歌手に提供した曲で、トム・ウェイツのライブ映画 「ビッグ・タイム」(1988) の中でセルフ・カバーしている。 当時はトム・ウェイツのスタジオ録音アルバムには未収録。 何だか無国籍で不思議な妖しい雰囲気の曲。 歌詞の中で、 世界中、天気の事しか話さない 世界中、どこも同じ・・・ って、出てくるんだけど・・・ 天気の曲ばかり集めちゃってさ、 それも何だか古い曲ばかり・・・で、ちょっと反省。。。 トム・ウェイツは1986年のジム・ジャームッシュ(Jim Jarmusch) 監督の 映画「ダウン・バイ・ロー(Down By Law)」の中ではラジオDJ役で登場。 無実の罪で投獄され、運良くそこから脱獄に成功。 夜の暗い森の中を逃げる中、気を紛らわせるために 一人天気予報をするシーンがある。 ![]() 8. Jimmy Cliff "I Can See Clearly Now" ![]() 最後に「雨上がり」の曲。 ジミー・クリフの「アイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ」。 1972年のジョニー・ナッシュのオリジナル・バージョンを ジャマイカのボブスレー・チームが冬季オリンピックに初挑戦する 映画「クール・ランニング(Cool Running)」(1993) の エンディング用にレゲエ・バージョンでカバーしている。 視界を妨げる暗い雨雲は去って 今は乗り越えていく障害がはっきり見える ほら虹が出ている 明るい陽がさんさんと差す日になるよう祈っていたんだ 見渡してごらん、青い空しか見えない ・・・ってな感じの晴れ晴れしい曲。 今回のバンクーバーオリンピックのジャマイカ選手は ボブスレーじゃなくってスキークロス。 ちなみに日曜日まで行われていたパラリンピックの方には、 ボブスレー競技はそもそも無いけど。。。 でもパラリンピックもテレビ中継やって欲しいな。 Johnny Nash "I Can See Clearly Now" 1. Cusco "Alcatraz" 2. Paul Mauriat "Rendez-Vous Au Lavandou" 3. George Winston "Longing/Love" 4. The Chiffons "One Fine Day" 5. The Weather Girls "It's Raining Men" 6. Bow Wow "異常気象 (Abnormal Weather)" 7. Tom Waits "Strange Weather" 8. Jimmy Cliff "I Can See Clearly Now" [オマケ] TBS 日本列島 あしたのお天気 [関連記事] 2007.05.29 →Ted Levine テッド・レヴィン (デル・シャノン - ランナウェイ) 2007.06.05 →Rhythm Of The Rain - The Cascades (カスケーズ - 悲しき雨音) 2007.06.12 →Raindrops Keep Falling My Head - B.J. Thomas (B.J.トーマス - 雨にぬれても) ![]() |