<< Michael Jackson "Billie Jean" | main | 昨日のラジコミ放送1分前 (2009.7.28) >>
Mike Bloomfield マイク・ブルームフィールド

0
    Radicomi
    Radio-Net Communication "ラジコミ"
    77.7MHz FMやまと 毎週火曜日 夜8時〜45分間生放送


    BINGOのギリギリSTRIKE!!!
    + Mike Bloomfield マイク・ブルームフィールド +
    Michael Bernard Bloomfield (July 28, 1943 - February 15, 1981)


    今日はアメリカのブルース・ロック・ギタリスト、
    マイク・ブルームフィールドの誕生日。
    という事で、今週は37歳という若さで亡くなってしまった
    伝説的天才白人ブルース・ギタリストを紹介。


    1. Michael Bloomfield "I Got My Mojo Working"

    Don't Say That I Ain't Your Man: Essential Blues 1964-1969
    Michael Bloomfield: Don't Say That I Ain't Your Man:
    Essential Blues 1964-1969




    1943年、イリノイ州シカゴのユダヤ人の家に生まれ、
    本名はマイケル・バーナード・ブルームフィールド。
    はじめにギターを手にしたのは13歳の時。
    きっかけは、他のキッズと同じように
    エルビス・プレスリー(Elvis Presley) と
    スコッティ・ムーア(Scotty Moore) のロックン・ロール。
    しかし、すぐにエレキ・ギターを取り入れた
    シカゴ・ブルーズに惹かれるように。

    14歳になる頃には、シカゴのサウス・サイド・エリアの
    ブルーズ・クラブにも通うようになり
    次第に観ているだけでは満足できなくなっていくマイケル少年。
    一応了解を得てステージに飛び入り、
    プラグを差し込みギター弾き始める。

    そんな無茶な少年の行動は、子どもだからか、
    それともほとんど白人がいない街の片隅だからか
    温かい好奇な目で見られていた少年も
    才能を認められるようになるまでさほど時間は掛からなかったはず。


    大人になったマイケルはFickle Pickle という
    小さな自分のナイトクラブを持ち始め、
    夜な夜なセッションを続けるような毎日。
    噂を聞きつけたコロムビア・レコード(Columbia Records) の
    名プロデューサー、ジョン・ハモンド(John Hammond) が
    スカウトにやってくる。

    契約はすぐに済み、数曲レコーディングをしたものの
    白人による今までに無いようなスタイルのブルーズを
    どのようにプロモーションしたら良いのか分からず
    結局そのままお蔵入りしてしまう。

    その中の1曲「アイ・ガット・マイ・モージョ・ワーキング」。
    曲はブルーズの定番曲で1957年のマディ・ウォーターズの演奏が有名。
    この曲でマイクはギターだけでなくボーカルも披露。

    Muddy Waters "Got My Mojo Working"


    マイクは再びシカゴでクラブ回りに戻る。
    そこへ次に声をかけてくるのがレコード・プロデューサーの
    ポール・ロスチャイルド。

    エレクトラ・レコード(Elektra Records) と契約したばかりの
    白人ブルーズ・バンド、ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンドに
    加入させるため。


    2. The Paul Butterfield Blues Band "Good Morning Little Schoolgirl"

    The Original Lost Elektra Sessions
    The Paul Butterfield: The Original Lost Elektra Blues Band


    今流れているのは、1stアルバム用として1964年12月に録音されたものの
    結局お蔵入りとなり、のち1995年にリリースされた中の1曲。

    1965年に正式にデビューした
    ポール・バターフィールド・ブルーズ・バンドは
    ボブ・ディランに誘われバック・バンドとして参加するように。
    というより、マイクを誘いたかったんじゃないかな。
    マイクを家に招待し新しいアルバムの曲を教えていく。

    BBキング(B. B. King) のようなスタンダードの
    ブルーズ・ギタリストではなく
    何か他のスタイルをボブ・ディランは求めていたらしい。
    以前にセッションをした時に才能を感じ取ったみたいな事を
    ボブ・ディランが語っている。


    3. Bob Dylan "Like a Rolling Stone"

    追憶のハイウェイ61 Bob Dylan: Highway 61 Revisited




    その中の1曲がフォークとロックがはじめて混ざり合った歴史的な名曲、
    1965年7月20日リリースの「ライク・ア・ローリング・ストーン」。
    この曲でギターリストとしての名声を得る。
    一緒にギターを持ってセッションに参加したアル・クーパー(Al Kooper) は
    マイクのギター・プレイに恐れをなし、
    席の空いていた得意じゃないオルガンを弾くことに。。。
    なんてエピソードも残っている。

    鼻血ピュ〜の空耳ソングでも有名(?)。


    4. The Electric Flag "Fine Jung Thing"

    The Electric Flag - The Trip
    The Electric Flag: The Trip: Original Motion Picture Soundtrack




    名声を得たマイクだったけれども、ツアーの疲れなどから
    やっぱり白人としての自分のブルーズを演奏したいためバンドを脱退。
    1967年、サン・フランシスコに拠点を移して旧知の友人を集め
    新しいバンド、エレクトリック・フラッグを結成する。

    The Trip - Trailer (1967)


    そして最初のプロジェクトは
    ピーター・フォンダ(Peter Fonda) からの依頼で
    エレクトリック・フラッグ名義の映画、
    「トリップ(The Trip)」のサウンドトラックの作曲。
    映画の邦題は「白昼の幻想」。
    内容はタイトル通りのドラッグ・サイケ映画で
    ピーター・フォンダとデニス・ホッパー(Dennis Hopper) の
    映画「イージー・ライダー(Easy Rider)」(1969) コンビが登場。
    脚本はジャック・ニコルソン(Jack Nicholson)。
    この映画がのちの「イージー・ライダー」が生まれる土台になっている。
    映画はB級かもしれないけれど、音楽はA級。

    ちなみにサウンドトラックの中の1曲「Flash, Bam, Pow」は
    「イージー・ライダー」でも使用されている。
    (イージー・ライダーのサウンドトラック・アルバムには未収録)

    Easy Rider "Flash, Bam, Pow" (1969)


    曲の冒頭のめちゃくちゃサイケな部分は
    フリッパーズ・ギターの「グルーヴ・チューブ」で
    サンプリングされている。

    The Flipper's Guitar "Groove Tube"



    5. The Electric Flag "Over-Lovin' You"

    A Long Time Comin' The Electric Flag: A Long Time Comin'




    同じ年の6月、モントレー・ポップ・フェスティバルの
    ステージでデビューし間もなく1stアルバム、
    「A Long Time Comin'」の録音を始める。

    今流れているのはその中の1曲「オーバー・ラヴィン・ユー」。
    ブルーズだけにこだわらずにホーンセクションを取り入れた
    アメリカン・ミュージックという
    新しい音楽を創造しようとしていたマイク。

    アメリカン・ミュージックと言っても、
    それはアメリカで生まれた音楽に限らず
    今聞いている音楽、放送から聞こえてくる音楽、通りで聴く音楽、
    それはブルーズ、ソウル、カントリー、ロック、宗教音楽、そして
    交通や人ごみや雑踏、野原の音、人々の会話や静寂の中にもあると
    マイクは考えてジャンルを飛び越えるだけでなく
    いろいろなものを幅広く吸収しようとしていた。

    そんな夢のような新しいバンドも、
    翌年1968年3月の1stアルバムをリリースしたわずか一週間後には、
    おりからのメンバー同士の対立、マネジメントの至らなさ、
    そしてマイクのヘロインの乱用などの理由が絡み合い、
    マイク自ら作ったバンドを去っていってしまう。
    逆に追いやられた感じもしないでもないかな。


    6. Mike Bloomfield / Al Kooper "Man's Temptation"

    Super Session
    Al Kooper / Mike Bloomfield / Stephen Stills: Super Session




    エレクトリック・フラッグを離れたマイクは、
    アル・クーパーからジャムセッションしながら
    アルバムを録音するアイデアを持ちかけられ
    「スーパー・セッション(Super Session)」を制作。
    この曲はその中の「マンズ・テンプテイション」という曲。
    カーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield) の
    インプレッションズ(The Impressions) 時代のカバーで
    マイクもボーカルに参加している。

    初日、A面用の1曲目から5曲目を録り終えたあと、
    2日目、マイクは慢性的な不眠症、というよりも常用していた
    ドラッグの影響によりダウン。
    B面用の録音を放っておいてどこかに消えてしまう。
    急きょCS&NのS、スティーブ・スティルス(Steve Stills) が呼ばれ
    代役をすることになる。という「そんなんでいいの・・・?」
    みたいなアルバムだったけれど結果的には
    マイクのギター・テクニックが再び評価される。


    このあとも、アル・クーパーやマディ・ウォーターズ(Muddy Waters) との
    セッションやソロ活動を続けていくが、
    1970年代に入るとヘロイン中毒がひどくなり
    目立った活動が少なくなっていく。
    周りの励ましもあって、活動を再開するもののますます悪化。

    ついには、1981年2月15日、サンフランシスコの駐車場の車の中で
    死んでいるのを発見される。
    死因はコカインのオーバードース(過剰摂取) によるものと言われている。
    その日は皮肉にもニュー・アルバム、
    「Crusin' For A Brusin'」のリリースの日。

    37歳だって。若すぎる死だったかもしれないけど、
    とても紹介しきれないほどのディスコグラフィを残している。
    短かかったけど太いギタリスト人生だったんじゃないかな。


    1. Michael Bloomfield "I Got My Mojo Working"
    2. The Paul Butterfield Blues Band "Good Morning Little Schoolgirl"
    3. Bob Dylan "Like a Rolling Stone"
    4. The Electric Flag "Fine Jung Thing"
    5. The Electric Flag "Over-Lovin' You"
    6. Mike Bloomfield / Al Kooper "Man's Temptation"

    Bingo | Radi-Comi 2009 | 23:55 | comments(0) | trackbacks(2) | top▲
    - -
    Comments コメント
    Post A Comment コメントを送る









    Trackbacks トラックバック
    ■ Trackback URL この記事のトラックバックURL
    Green Songs 緑な曲
    Radio-Net Communication \"ラジコミ\" 77.7MHz FMやまと 毎週火曜日 夜8時〜45分間生放送 BINGOのギリギリSTRIKE!!! + Green Songs 緑な曲 + 今日、5月4日は「みどりの日」でお休みの日。 思い出してみると、昔、この日は祝日じゃなかったは
    | 南京豆売りの声がする | 2010/05/06 12:49 PM |
    Dennis Hopper Songs デニス・ホッパー・ソング
    Radio-Net Communication "ラジコミ" 77.7MHz FMやまと 毎週火曜日 夜8時〜45分間生放送 BINGOのギリギリSTRIKE!!! + Dennis Hopper Songs デニス・ホッパー・ソング + 1. Easy Rider / Steppenwolf - Born To Be Wild Easy Rider 今
    | 南京豆売りの声がする | 2011/05/18 9:53 AM |
    The Peanut Vender Weblog

    南京豆売りの声がする

    Let's Have a Peanut!!!
    S M T W T F S
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    3031     
    << December 2018 >>