![]() 2009.07.21 Tuesday
Apollonia 6 アポロニア6
![]() Radio-Net Communication "ラジコミ" 77.7MHz FMやまと 毎週火曜日 夜8時〜45分間生放送 BINGOのギリギリSTRIKE!!! + Apollonia 6 アポロニア6 + 40年前の今日、1969年7月21日 日本時間7月21日5時17分、 アポロ11号は人類初の月面到達に成功。 ジョン・F・ケネディ大統領が1961年5月25日の合同議会の演説で表明した 「この10年間(60年代) が終わるまでに人間を月面に到達させ、 なおかつ安全に地球に帰還させることを約束する」 という公約が実現された。 "That's one small step for a man, one giant leap for mankind." 「これは一人の人間には小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ。」 月への第一歩を刻んだアポロ11号の ニール・アームストロング船長は名言を残している。 Googleのトップページのロゴも アポロ11号の月探査をイメージしたものだったし、 37年前には「太陽にほえろ」の放送が開始されたし、 明日は皆既日食の日だし、 今日明日は何だか月×太陽がらみの事ばかりなんですが・・・。 ![]() って事にちなんで、今週は、それから15年後に打ち上げられた、 アポロ6号ならぬアポロニア6を紹介しようと思うけど・・・ ちょっと強引かな・・・。 ロケットって言うよりも爆弾って感じかもね〜 アポロニア6は、以前にジル・ジョーンズ (2009/5/26) の話の時に ちょっと名前だけ出てきた、プリンス(Prince) がプロデュースした 下着姿のセクシー系キワモノ女性3人組み。 いよいよ夏本番、薄着アーティストの登場。 アポロニア6の話をする前には ちょっとだけヴァニティ6(Vanity 6) の話をしないといけないかな・・・。 と言うのも、元々プリンスがプロデュースしたヴァニティ6という やっぱり同じく下着姿のセクシー系キワモノ女性3人組がいたのね。 さて、ここでクイズ。 ヴァニティ6、アポロニア6の「6」は何を意味する数字でしょうか? 答え合わせは最後に・・・。 プリンスはそのヴァニティ6のさらにその前に、 タイ生まれで当時のプリンスのフィアンセのスーザン(Susan Moonsie)、 プリンスのスタイリストをしていた ブロンド・ヘアーのブレンダ(Brenda Bennett)、 そしてジェミー(Jamie Shoop) でフッカーズ(The Hookers) と言う 女性3人組みを作り上げデモテープを録音。 そこにカナダ出身のドイツ系とアフリカ系のミックスで 元ヌード・モデルやB級映画の女優をしていた 23歳のヴァニティ(Vanity=本名: Denise Matthews) を ジェミーと差し替えてフロントウーマンに仕立て上げ ヴァニティ6として1982年にデビューさせる。 1. Vanity 6 "Nasty Girl" ![]() そこでこの2stシングル「Nasty Girl」は大ヒット(ダンス・チャート#1)。 訳せば「けがらわしい女の子」・・・って結構すごいタイトル・・・。 ♪'Cause tonight, living in a fantasy ♪In my own little nasty world. ♪Tonight, don't you want to come with me, ♪Do you think I'm a nasty girl? だって今夜は私の可愛いナスティ・ワールドの ファンタジーの中にいるのよ 今夜、私に付いて来たいんでしょ? 私のこと汚らわしい女の子と思う? この曲はのちに1984年の映画「ビバリーヒルズ・コップ」の ストリップ・クラブのシーンでのサウンドトラックにも 採用されたりもしている。 人気も出てプリンス・ファミリーの一員として ザ・タイム(The Time) たちと一緒にツアーに出たりもするように。 そんな中、映画「パープル・レイン」(1984年7月) 用の新曲にと 「セックス・シューター」のデモ録音を始める頃になり ヴァニティは辞めてしまう。 理由は金銭的なトラブル、プリンスとの恋愛の終わり、 モータウン(Motown) からのソロデビューの誘い などなどのが噂されている。 さてさて、困ったのはプリンス。 なにせ、ヴァニティは映画の中でプリンスの恋人役を予定していたのだから。 で、映画の中でも「セックス・シューター」を歌うシーンもあるし・・・。 そこで、選ばれたのがモデルやTV女優をしていた 同い年で同じような雰囲気を持つサンタモニカ出身のメキシコ系アメリカ人、 アポロニア(Apollonia=本名: Patricia Kotero、旧芸名: Patty Kotero)。 1982年2月に「白バイ野郎 ジョン&パンチ(CHiPs)」や 1984年4月には「ナイト・ライダー(Knight Rider)」なんかにも 出演してました。 2. Prince and The Revolution "Take Me With U" ![]() ほかのスーザンとブレンダはそのままで アポロニア6として1984年10月にあらたにデビュー。 アポロニアは映画でも大役をこなし、「テイク・ミー・ウィズ・ユー」では プリンスとデュエットなんてこともしてます。 3. Apollonia 6 "Sex Shooter" ![]() そんなアポロニアが中心となったアポロニア6のデビュー曲 「セックス・シューター」。これもヒットしますよ、そりゃねぇ。 ♪I need you to get me off ♪I'm your bomb getting ready to explode ♪Come on kiss the gun ♪Guaranteed for fun 私をイカすにはあなたが必要。 私はあなたの爆弾。いつでも準備OKよ。 来なさい。銃にキスよ。 楽しいのは保障するわ。 ハァ〜マ〜、セックス・シューター。 だもの。。。 1stアルバムもヒットするけれども プリンスの興味は他の事へ移り、間もなく解散へ。 ヴァニティ6と同じくアルバムをたった1枚残しただけの 短命グループになってしまう。 きっとまたヴァニティとの恋が終わってしまったんだろうな・・・。 でも、アルバムのデキはなかなか。 ブレンダがリードの「Blue Limousine」なんかもいい曲だし。 スーザンがリードの「OOoo She She Wa Wa」なんてのもたまらないし。 なのに、現在CDは廃盤で、高値になってコレクターズ・アイテムです。 YouTube: Apollonia 6 "Blue Limousine" PV YouTube: Apollonia 6 "OOoo She She Wa Wa" PV 4. Apollonia "Since I Fell For You" ![]() プリンスの元を去ったアポロニアは 引き続きアポロニアの名前を使うことを許され、 再び売れない女優に逆戻り。 ソロ歌手としても活動を始め、 1988年には1stアルバム「Apollonia」をリリース。 この曲はその中からのシングルカット 「シンス・アイ・フェル・フォー・ユー」。 現在、「Kotero Entertainment」と言う会社を興し タレントのマネジメントやTV番組制作をしたりしている。 他のメンバーのスーザンは のちに俳優と結婚し音楽業界から離れカナダ在住。 美術関係の仕事をしているらしい。 ブレンダは旦那が元々プリンスのステージなどの 照明ディレクターをしていたりして 現在もプリンスとつながりを保っているようす。 ヴァニティは一時期ドラッグで身を持ち崩していたが 今は改心して神に仕える身だとか・・・。 ちなみに、カニエ・ウェスト(Kanye West) が2007年にリリースした 「ストロンガー(Stronger)」という曲の歌詞の中で アポロニアの名前が登場している。 YouTube: Kanye West "Stronger" PV ♪You know how long I've been on ya? ♪Since Prince was on Apollonia ♪Since O.J. had Isotoners ♪Don't act like I never told ya どれだけ長くお前を思っていたか知ってるだろ? プリンスとアポロニアが付き合っていた頃からだぜ。 O.J.シンプソンがアイソトナーのグラブをはめてたころからだぜ。 知らないフリをするなよ。 さらに、ちなみに、この曲のPVは日本が舞台で日本語の字幕も少〜し。 その中で「ガソバレ」「ナソダコレハ・・・?」なんて 「ン」が「ソ」になっていていい曲なのにちょっとトホホ。 最後にクイズの答えは「オッパイの数」でした。 プリンスの発想もトホホ。 1. Vanity 6 "Nasty Girl" 2. Prince and The Revolution "Take Me With U" 3. Apollonia 6 "Sex Shooter" 4. Apollonia "Since I Fell For You" ![]() |